Samsung Galaxy S21は、サムスン電子がGalaxy Sシリーズとして設計・開発・販売・製造しているAndroid搭載スマートフォンのシリーズ。Galaxy S20シリーズの後継機種にあたる。
沿革
2021年1月14日に開催されたサムスンのイベント「Galaxy Unpacked」でラインアップが発表された。日本では2021年4月8日に株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)とKDDI株式会社(以下、au)で日本での発売を正式に発表。ドコモでは「Galaxy S21 5G SC-51B」と「Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B」の2機種が、auでは「Galaxy S21 5G SCG09」と「Galaxy S21 5G SCG10」の2機種がそれぞれ2021年4月22日に発売された。Fan Editionのラインナップは、2022年1月3日に開催されたSamsungの「CES2022」イベントで発表された。 日本では発表もリリースもされていない。
4モデルのラインアップ
ラインナップは4モデルで、「Galaxy S21」は画面サイズが小さく、背面は(プラスチック)ポリカーボネートで、当初はGalaxyS21シリーズの中で最も安価なモデルとして発売された。 「GalaxyS21FE」は、ディスプレイとバッテリーが少し大きく、背面とカメラのハウジングが(プラスチック)ポリカーボネートである最も安価な端末としてリリースされた。 Galaxy S21 は、Galaxy S20 とは対照的に、ディスプレイが大きく、バッテリー容量が大きく、背面がプラスチック製であることを除けば、仕様はS21と非常に似ている。
Galaxy S21 Ultraは、画面サイズ、バッテリーがさらに大きくなり、カメラも一見、S21 がトリプルカメラなのに対し、S21 Ultraはクアッドカメラで、カメラユニットもUltraの方が大きい。超広角カメラはS21 と同じ13mm相当の超広角で1200万画素、広角カメラ(メインカメラ)は画素数は1億800万画素(108MP)、望遠カメラは2つ。高解像度の1440pディスプレイなど、他のモデルよりも多くの改良が加えられている。また、S21 Ultraは、別売りで限られた機能ではあるが、Galaxy Sシリーズで初めてS Penをサポートする機種となっている。
仕様
Hardware
CPU (SoC)
S21の海外および韓国モデルはExynos 2100 SoCを、米国、カナダ、中国、台湾、香港、日本モデルはQualcomm Snapdragon 888を採用している。
ディスプレイ
S21シリーズは、HDR10 に対応した「ダイナミックAMOLED 2X」ディスプレイと、「ダイナミックトーンマッピング」技術を搭載している。また全機種に第2世代の超音波式画面内指紋センサーを採用おり、S21 Ultraでは、従来機種(1080pのみ120Hzに制限)と異なり、1440pで120Hzを使用することができるようになった。
ストレージ
内部ストレージ(ROM)は海外では128GBと256GBのオプションが用意されていたが日本ではドコモ・au共に一律256GBを搭載。RAMは、S21とS21 は、8GBのRAMを搭載し、S21 FEは、6/8GBのRAMを搭載し、S21 Ultraは12G/16BのRAMを搭載している。4モデルとも、S20シリーズに搭載されていたmicroSDカードスロットが無くなった。
バッテリー容量
S21は4000mAh、S21 FEは4500mAh、S21 は4800mAh、S21 Ultraは5000mAhの Li-Po batteries(リチウムポリマーバッテリー)をそれぞれ搭載している。4モデルとも、USB-Cによる最大25Wの有線充電(USB Power Delivery使用)と、最大15WのQiに対応しており、「Wireless PowerShare」というブランド名で、S21自身のバッテリー電力から他のQi対応機器を最大4.5Wで充電できる機能も備えている。
カメラ
S21、S21 の背面カメラは、6,400万画素の望遠、1,200万画素の広角、1,200万画素の超広角のトリプルカメラを搭載する。 S21 FEの背面カメラは、800万画素の望遠、1,200万画素の広角、1,200万画素の超広角のトリプルカメラを搭載する。 S21 Ultraには、背面に4個、前面に1個の自撮りカメラがあり、合計5個のカメラが搭載されている。
S21とS21 は、前モデルと同様のカメラ設定だが、ソフトウェアと画像処理の改良が施されており、どちらも12MPのワイドセンサー、6400万画素(64MP)の望遠センサー(3倍ハイブリッドズーム付き)、最大で30倍の超高解像度ズーム(スペースズーム)、12MPのウルトラワイドセンサーを搭載している。S21 FEは、前モデルと同様のカメラ設定だが、ソフトウェアと画像処理の改良が施されており、どちらも12MPのワイドセンサー、800万画素(8MP)の望遠センサー(3倍ハイブリッドズーム付き)、最大で30倍の超高解像度ズーム(スペースズーム)、12MPのウルトラワイドセンサーを搭載している。S21 Ultraは、従来のHM1 108MPセンサーから12ビットHDRを含むいくつかの機能強化を施した新しいHM3 108MPセンサーを搭載しており、3倍と10倍の光学ズームを備えた2つの10MP望遠センサーと、12MPウルトラワイドセンサーを搭載、10倍光学ズームを利用することで、最大100倍の超解像度ズームを実現した。前面カメラには、S21とS21 で10MPセンサー、S21 FEで32MPセンサー、S21 Ultraで40MPセンサーを採用された。最大60fpsで4KUHDビデオでの録画は、S21とS21 のウルトラワイドカメラとS21 Ultraの全てのカメラでサポートされている。S21Ultraの12MPUltraWide、S21とS21 の10MPフロント、S21 FEの8MP望遠と32MPフロントを除いて、全てカメラはSamsung製である。
Galaxy S21シリーズは、HDR10 の動画撮影が可能で、HEIFにも対応する。
五輪仕様
サムスンでは、2020年東京オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナーという立場から、五輪限定エディションとして「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」を発売しているほか(ドコモ・au版が存在)、特に東京五輪に出場する選手に対しては「Olympic Games Athlete Edition」(ドコモ版のみ)を用意し、希望する全選手に無料配布を行った。
通常版との違いは「背面に五輪マーク(パラリンピック版はスリー・アギトス)が入る」「ホーム画面や起動時のアニメーションが専用のものになる」「Always on Displayにミライトワを表示できる」など。ちなみに一般販売版と「Athlete Edition」は、背面のロゴ(一般販売版は「Galaxy」のところが、Athlete Editionは「Samsung」)など一部に違いがある。一方でAthlete Editionの中身はほぼドコモの一般販売版と同一のため、対応する周波数帯等も日本仕様のものとなり、選手が自国に持ち帰っても使えないケースがある。
脚注
外部リンク
- Galaxy S21 5G - Galaxy
- Samsung Galaxy S21 Ultra 5G - Galaxy




