『シルヴィ 〜恋のメロディ〜』(原題:Sylvie's Love)は2020年に配信されたアメリカ合衆国の恋愛映画である。監督はユージン・アッシュ、主演はテッサ・トンプソンが務めた。
概略
1957年夏、ニューヨーク。シルヴィ・ファレルは婚約者が兵役から帰ってくるのを待っていた。そんなある日、若い黒人男性(ロバート)がバイトの口を求めて、シルヴィの父親が経営するレコード店にやって来た。ロバートはプロのサックス奏者になるという夢を追いかけており、シルヴィの目には実に魅力的な男性に映った。婚約者がいると知りながらも、2人はお互いの魅力に抗しきれず、徐々に惹かれ合っていくのだった。
ところが、そんな2人の関係は突然終わりを迎えた。ロバートが所属するバンドがヨーロッパツアーに出ることになったのである。シルヴィは悲しみをこらえつつ「貴方なら次のジョン・コルトレーンになれるはずよ」と言ってロバートを送り出した。
それから10年近くの年月が経過し、シルヴィはテレビ局でプロデューサーとして働いていた。そんなある日、シルヴィは偶然にもロバートと再会した。ロバートはサックス奏者としてレコードを出せるまでになったのである。再び恋に落ちるかに見えた2人だったが、積み重なった歳月は2人の間に埋めがたい溝を生じさせていた。
キャスト
※括弧内は日本語吹替。
- シルヴィ・ファレル:テッサ・トンプソン(小林沙苗)
- ロバート・ハンター:ンナムディ・アサマア(中川慶一)
- モナ:アヤ・ナオミ・キング(有賀由樹子)
- ケイト:ライアン・ミシェル・ベイズ
- チコ・ニコルズ:レゲ=ジャン・ペイジ(伊藤健太郎)
- カルメン:エヴァ・ロンゴリア(斎藤恵理)
- シド:ジョン・マガロ
- チェイス・ニッカーソン:エド・ウィークス
- ハーバート・フィンレイ:ランス・レディック(天田益男)
- 伯爵夫人:ジェマイマ・カーク(相沢恵子)
- ミッキー:MC・ライト
- レイシー:アラーノ・ミラー(川原慶久)
- ユーニス:エリカ・ギンペル(佐々木優子)
- ディッキー・ブリュースター:トーン・ベル(後藤光祐)
- ルーシー:ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
- タンク:ロン・ファンチズ
- コニー:ラクエル・ホースフォード
製作
2014年2月5日、ユージン・アッシュ監督が新作映画『Sylvie's Love』の製作に着手しており、ラレンズ・テイトが主演に起用されたと報じられたが、なかなか撮影にこぎ着けられなかった。その後、本作は『Sylvie』と改題され、2019年2月22日、テッサ・トンプソンとンナムディ・アサマアの出演が決まったとの発表があった。25日、本作の主要撮影がロサンゼルスで始まった。3月、ライアン・ミシェル・ベイズ、レゲ=ジャン・ペイジ、アヤ・ナオミ・キング、エヴァ・ロンゴリア、ジョン・マガロ、ランス・レディック、トーン・ベル、ジェマイマ・カーク、MC・ライト、エリカ・ギンペル、アラーノ・ミラー、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィがキャスト入りした。4月2日、ロン・ファンチズの起用が発表された。25日、本作の撮影が終了した。
公開・マーケティング
2020年1月27日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された。その際、タイトルは『Sylvie's Love』に戻された。2月4日、アマゾン・スタジオズが本作の全世界配信権を購入したと報じられた。10月15日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された。
当初、本作は2020年12月25日に配信される予定だったが、後に配信日は同月23日に前倒しされた。
評価
本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには31件のレビューがあり、批評家支持率は97%、平均点は10点満点で7.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「成熟した大人のための恋愛映画である。『シルヴィ 〜恋のメロディ〜』は黒人の愛を讃えると共に、観客に古き良き恋愛映画の魅力を味わわせてくれる」となっている。また、Metacriticには4件のレビューがあり、加重平均値は68/100となっている。
出典
外部リンク
- Sylvie's Love - IMDb(英語)




